現在、一般的な事務用デスクの天板の高さ(H)は700mmだと思います。
JISではデスクの高さは700と670の2種類だそうですが、700が主流となっていますね。
もともと旧JISでは740だったものが、1971年の改定で変更になったものなのですが、この旧JISのサイズは、戦後GHQの指導(?)で米軍の規格をそのまま持ちこんだもの、と言われています。
ちなみに、現在日本のオフィス家具のトップメーカーであるオカムラ(岡村製作所)が最初軍関連の仕事をしていて、戦後初の国産飛行機を造ったりしていたということからも、ソレとの関連を読み取ることができますw
新JISでの変更理由はよく知らないのですが、日本人の体格により合わせたものと言えるかもしれません。
しかし、ポイントは"1971年の改定"ということでしょう。
1971年ということは、まだパソコンはほとんど普及しておらず、つまりH700というのは、文字を"読み書き"をするのにもっとも適した標準的な高さとして設定された、ということです。
それでは、パソコンの普及が目覚しく、オフィスの事務仕事がアナログの文字の読み書きよりもパソコンでの作業が大半を占める現在、デスクのH700は適切なのでしょうか?
俗に、PC作業においてH700はちょっと高すぎると言われており、いわゆるPCラックと言われるPC専門机においては、キーボードを載せる天板部分はH600台がほとんどです。
このあたり、面白い考察をしているホームページを見つけたので、興味のある方は読んでみてください。
→デジタル/シゴト/技術「机と椅子と机の上の環境」
そんなわけで、現在市販されているデスクのサイズ(高さ)が必ずしもベストでないと思いながら、SOHO用デスクを眺めてみると驚きました。
イトーキ、オカムラ、コクヨなどのいわゆるオフィス家具メーカー系のデスクはほとんどH700ですが、フランフランやIKEAなどの一般家具メーカー系はバラバラなんですねー。しかも720,734,740など、メーカー内で統一されてもいない(笑)
こちらは、フランフランのデザインデスク「BLITZ DESK」。

Z型の脚がカッコいいですが、H750。
この高さの根拠を店員に聞いてみましたが、「わからない」と言われてしまいました(笑)
ちなみに、通常のサイズのワゴンを使うとこの脚の補強(貫)が邪魔で奥まで入らず、前が出っ張るんですよね。
俗にいう、デザインに走りすぎちゃった! ってヤツだと思いますので、デスクを選ぶ際はこんなことも気にしてみてはいかがでしょうか?